2018年8月17日金曜日

サイボウズLiveのデータをサイボウズ Officeに取り込んでみた!

社内の連絡ツールとして長らく「サイボウズLive」を使用してきましたが、残念ながら来年4月にサービスが終了してしまいます。
いろいろ検討した結果、「サイボウズ Office」を利用することになりました。

乗り換えセミナーで、サイボウズLiveのデータを完全には移行できないことが分かりましたし、また、よくよく考えると過去のデータの必要性も高くありません。ただ、そんな中でも、メンバー名簿とマイカレンダーだけは再利用したいので、移行にチャレンジしてみました。


メンバー名簿


グループのメンバーデータを「cybozu.com用CSV」としてエクスポートします。
このファイルをそのままcybozu.comでインポートすると、エラーになります。
というのも、必須項目である「新ログイン名」と「パスワード」が、インポートしたデータでは空だからです。
一件ずつ手で編集するのは面倒なので、変換プログラムを作成しました。

import sys
import csv
import random
import string

contents = []

r_filename = sys.argv[1]
with open(r_filename, 'r') as f:
    r = csv.reader(f, delimiter=',')
    for i, row in enumerate(r):
       if i > 0:
           # 新ログイン名
           row[2] = row[0]
           # パスワード
           row[3] = ''.join(random.choices(string.ascii_letters + string.digits, k=8))
       contents.append(row)

w_filename = sys.argv[2]
with open(w_filename, 'w', newline='') as f:
    w = csv.writer(f, delimiter=',', quoting=csv.QUOTE_ALL)
    w.writerows(contents)


これでエラーなくユーザー情報を取り込むことができました。


マイカレンダー


マイカレンダーの「csvで出力する」からデータをエクスポートします。
出力したCSVファイルを読み込み、スケジュールの項目との関連付けを行います。
この時、サイボウズLiveの「タイトル」は「予定」ではなく「予定詳細」に関連付けた方がいいでしょう。


というのも、「予定」は「会議」「外出」といったリスト項目であり、「予定詳細」の方に訪問先など具体的な内容を表示させたいからです。(「予定」に関連付けてもエラーになるわけではなく、タイトルの内容がリスト項目に追加されます。)


















サイボウズ Officeのスケジュールをしばらく使用してみて、サイボウズLiveに比べて不満な点が二つあります。

一つは、非公開予定の表示方法です。
サイボウズLiveは公開予定の方にアイコンが付いてスマートに表示されていたのですが、サイボウズ Officeでは非公開予定が「XXXXX(非公開)」と表示されます。私はプライベートの予定も登録しているので、非常に見づらくなってしまいます。

もう一つは、公開予定の公開範囲です。
サイボウズLiveではメモまでは公開されません。例えば、出張予定では搭乗便の時刻、座席番号だけでなく予約番号を、訪問予定では打ち合わせした内容などを、メモに登録していました。そうした情報までは他人に公開したくないので、その点は予定詳細までしか公開しないサイボウズLiveの方が良かったなあと思います。

またいつか、どこかで。

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