おはようございます。ひっくです。
今回も第1回、第2回に引き続き、MarkdownエディタのTyporaを取り扱います。
Typora関連記事
→第1回 はこちら Typora(Markdownエディタ)の紹介①
→第2回 はこちら Typora(Markdownエディタ)の紹介② ~画像の保存先を変更する~
→第4回 はこちら Typora(Markdownエディタ)の紹介④ ~シーケンス図を作成する~
→第5回 はこちら Typora(Markdownエディタ)の紹介⑤ ~フロー図を作成する~
→第6回 はこちら TyporaVer1.x リリースに伴い有料化(でもベータ版はまだまだ無料利用可能)
→第7回 はこちら Typora(Markdownエディタ)の紹介⑥ ~クラス図を作成する~
今回は数式の記載方法を紹介します。
何故数式の記載方法を紹介するのか?
簡単な数式を表示する場合、あまり意識することがなかったのですが、
機械学習の学習内容を個人的にまとめたりする際、数式が出てくることが多く
それなりに複雑な数式を記載するとなると、特殊な記法を使用する必要がありました。
(理系出身の方だと、PCでレポートを作成する機会があれば使用されているかもしれませんが、
私は文系出身のため、その辺りの知識がありませんでした。)
ここに辿りつくまでそれなりに調べたりした過去があるので、まとめておこうと思った次第です。
数式の記法(LaTeX)
さてTyporaでは数式の記法として、設定によりLaTeX(ラテック/ラテフ)を使用することができます。
予め決まった記法に従い編集すると、高校等で学習していた際見たことのある
数式が表示されるようになります。
(つまり慣れるまでは記法を覚える必要があります。ここのハードルが少し高いかもしれません。)
設定は、「ファイル」→「設定」→「Markdown」→「文法サポート」から変更できます。
以下赤枠の設定をチェックONにします。
右上の「×」を押下後、Typora自体を再起動してください。
これで設定が反映されます。
数式を書いてみる
Typoraでは、LaTeX記法の前後を「$」で挟むことで、数式を表現しています。
例えば、「 」のような数式は、次のように表記して表現します。
記法 | 表示内容 | 意味・備考 |
---|---|---|
\leqq | ≦ | 小なりイコール |
~
※「 \ 」( \ +半角SP)でも可 |
半角スペース | 空白(半角SP) |
複雑な数式になると、記載する式が多くなります。
例えば、「 」のような数式は、次のように表記して表現します。
記法 | 表示内容 | 意味・備考 |
---|---|---|
\sigma | σ | シグマ(ギリシャ文字) |
\sqrt | √ | 平方根(ルート) |
\frac{α}{β} | 分数({}内に分子、分母を記載) | |
\displaystyle |
ブロック表記
(インライン表記と同様の表記[ ]でも 行の高さになるべく収めるか否かという点で 表示内容に差異が出る) |
|
\textstyle |
インライン表記
以下は上記の例をインライン表記にしたもの |
|
\sum | 総和 | |
\sum_{a}^{n=1} |
「総和」に、下付き(a)・上付き(n=1)を付与
下付きは{}前に「_」を付与 上付きは{}前に「^」を付与する |
|
\overline{a} | 上線({}内の文字上部に線を引く) |
ギリシャ文字や下付き、上付き文字を駆使しながら、表現しなくてはなりません。
上記で挙げた例はほんの一部となるので、他にどのような書き方があるだろうと興味を持った方は
是非「LaTeX」「コマンド」等で検索してみてください。
LaTeXの記法(コマンド一覧)をまとめたWebサイトがいくつかヒットします。
(私も学習結果をまとめる際、これらのサイトを利用しました。)
まとめ
数式をTyporaで表現するために必要な設定について、今回は紹介しました。
Typoraで記載した数式は、PDFでのエクスポート、HTMLでのエクスポートでも
Typoraで記載・表示した際と見た目が変わることはありません。
数式を表現する機会が多い方、それをPCで編集したい方にピッタリかと思います。
興味を持った方は是非使ってみてください。
今回はこのへんで。ではまた!
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