2021年6月25日金曜日

Typora(Markdownエディタ)の紹介② ~画像の保存先を変更する~

 

こんにちは。ひっくです。

前回はMarkdownエディタのTyporaについて、紹介記事を書きました。

 

Typora関連記事

→第1回 はこちら Typora(Markdownエディタ)の紹介①

→第3回 はこちら Typora(Markdownエディタ)の紹介③ ~数式を編集する~

→第4回 はこちら Typora(Markdownエディタ)の紹介④ ~シーケンス図を作成する~

→第5回 はこちら Typora(Markdownエディタ)の紹介⑤ ~フロー図を作成する~

→第6回 はこちら TyporaVer1.x リリースに伴い有料化(でもベータ版はまだまだ無料利用可能)

→第7回 はこちら Typora(Markdownエディタ)の紹介⑥ ~クラス図を作成する~

 

今回は「Typora」で画像の保存先を変更する方法を紹介します。

何故画像の保存先を変更する?


Typoraを使用して手順書等を作成する際、画面のキャプチャ画像等をそのまま

添付することが多くあります。

 

デフォルトの設定ではデフォルトの特定パス下に格納されますが、後々作成したMarkdownファイルを

更新する用途に備えて管理する際、Markdownファイルに添付した画像も一緒に管理したくなります。

その際、画像の保管場所を設定しておくと、管理がしやすくなります。

 

保管先を変えてみよう


というわけで、画像の保存先を変更してみましょう。

 

画像の保存先は、「ファイル」→「設定」→「画像」選択で変更が可能です。

デフォルトは以下の通りになっているはず。

以下の通り変更し、右上の「×」を押下してください。

  • 「画像を ./${filename}.assets」に保存する」を選択
  • 「上記のルールをローカルの画像に適用」にチェック
  • 「上記のルールをオンラインの画像に適用」にチェック
  • 「可能であれば相対パスを使う」にチェック

 

上記のようにすることで、Markdownファイルと同じ階層に『Markdownファイルと同じ名称+.assets』ディレクトリが作成され、その中に画像ファイルが全て格納されるようになります。

  • Markdownファイル格納先ディレクトリ
  • 画像格納先ディレクトリ

 

※ちなみに画像ファイルを添付した直後のTyporaの表示は以下のようになってます。

 () 内に画像の保存先パスが表示されているのが分かります。

 

デフォルトの保存先は?


何も設定を変更しない場合、画像はどこに保存されるかですが、以下に保存されるようです。(version 0.9.96(beta)で確認)

C:\Users\(ユーザー名)\AppData\Roaming\Typora\typora-user-images

 

  • テスト用に作成した画像ファイルを添付した直後のTyporaの表示(ユーザー名のみ塗りつぶし済)

 

画像の保存先を任意に変更したい場合は?


先程、画像の保存先を変更した際、「Markdownファイルと同じ階層に『Markdownファイルと同じ名称+.assets』ディレクトリが作成され、その中に画像ファイルが全て格納され」ていました。

保存先として「./${filename}.assets」を選択したからなのですが、任意のディレクトリに変更も可能です。

 

以下の通り変更し、右上の「×」を押下してください。

  • 「指定したフォルダに画像をコピー」を選択
  • 「保存先フォルダ」を編集(絶対パス or 相対パスいずれでも可)

 

上記では「../Images/${filename}」として相対パスを設定しました。

編集中のMarkdownファイルの一つ上の階層に「Images」ディレクトリが作成され、

その下にファイル名のディレクトリができて、画像ファイルが格納されることになります。

 

以下の通り、ちゃんと格納されていますね。

 

まとめ


画像の保存先を変更する方法について、今回は紹介しました。

画像についてはアップロードも行う設定があったりします。

この辺りも組み合わせて使うと、より画像の管理がしやすくなるかもしれません。

今回はこのへんで。ではまた!

2021年6月18日金曜日

労働保険年度更新申告書をe-Govで提出してみた!

毎年6月~7月上旬は、労働保険の年度更新の時期です。
過去3年、電子申請していますが、昨秋のリニューアル以降はもちろん初めてです。


充実の電子申請マニュアル


e-Govに年度更新申告についてのお知らせが掲載されています。
そこに厚生労働省の「労働保険年度更新 電子申請操作マニュアル」へのリンクがあります。
このマニュアルが丁寧に書かれているので、申請にはこれで事足りるでしょう。
また、その内容を説明した動画も用意されています。


申告書の作成


マニュアルにしたがい、「年度更新申告」をキーワードに手続検索すると、年度更新申告手続が検索結果に表示されます。
その中から該当する手続きを選択します。

手続きを選択すると、個別認証画面が表示されます。


労働局から郵送されている紙の申告書に記載されている「労働保険番号」「アクセスコード」を入力し、「OK」を選択すると、申告書入力画面が表示されます。

あらかじめ作成した「確定保険料・一般拠出金算定基礎賃金集計表」から、

  • 常時使用労働者数
  • 雇用保険被保険者数
  • 確定保険料
  • 概算保険料

を転記します。
画面下部の「必須項目入力後、チェックしてください。」をチェックすると、申告済概算保険料額が確定保険料額より大きい場合、下記のメッセージが表示されます。


必要であれば還付額を入力し、「OK」を選択すると、自動計算されます。


申告書の提出


申告書入力画面から「内容を確認」を選択すると、申請内容確認画面に遷移します。
画面をスクロールしていくと、「行政手数料等」という見慣れない項目があります。


マニュアルを確認すると、

「「行政手数料等」と記載しておりますが、電子申請に手数料はかかりません。」
「「電子納付」が自動的に選択されていますが、これによって納付方法が電子納付に限定されるわけではありません。」

と注意書きが書かれています。
確かにこれは電子納付一択と誤解させます。画面内にも注意書きがあればいいですね。

入力必須の振込者氏名を入力し、提出します。
e-Govの申請案件状況には納付状況が表示されますが、口座振替の場合、納付手続きは必要ありません。


またいつか、どこかで。

2021年6月11日金曜日

Flexboxで右寄せやスクロール

どうも、もりもりです。

いまさらですが、tableタグはもう卒業してFlexboxでレイアウトを組むことを心に誓いました。 今まで携わってきたASP.NETでの開発は既存システムの改修ばかりでブラウザもIEがターゲット。。。 tableタグも多用されており見るに耐えない感じに。。。 今回は新規開発でブラウザがChromeということもあり、好きなように作ることができるので ちょっとかじったことのあるFlexboxで今風な感じに。

はじめに

Flexboxについては情報がたくさんあるのでそこは割愛します。 使っていてちょっとこれどうしたらええんやろ?というのがあったので 2つほど紹介します。

一部を右寄せ

まずは1つ目。横に並べたコンテナ内のアイテムで最後のアイテムだけ右に寄せたい。

See the Pen flexbox-right-justified by Y Mori (@ymdevx3) on CodePen.

item1_3margin-left: auto;をセットするだけ。

一定幅を超えるとスクロール

次にコンテナ内のあるアイテムに対し、一定の幅を超えるとスクロールさせたい。

See the Pen flexbox-scroll by Y Mori (@ymdevx3) on CodePen.

item2_1flex: 0 0 auto;をセットし、 item2_1を入れるcontainer2_1に対して overflow-x: auto;max-width: 60%;をセットする。

あとはAddボタンをポチポチとクリックしてもらえればアイテムが増えていき、途中から幅が一定になってスクロールできるようになります。

さいごに

Flexboxって簡単にレイアウト組めちゃうのでいいですね。 ただVisualStudioのデザインでレイアウトを確認してもFlexboxのスタイルは効いてはくれないのでブラウザでの確認が必要です。 デスクトップアプリの開発ばかりやってたのでWebはそんなに強くなはなく、Webアプリのデザインに苦戦中ですが 新しいことに挑戦するのって楽しいですね。 CSS Gridやコンテナクエリなども使いこなしていきたいと思います。

以上、もりもりでした。

2021年6月4日金曜日

水耕栽培と電源事情、ソーラー発電失敗の巻

こんにちは、やっまむーです。

数年前からベランダ菜園を初めて、毎年ミニトマトやバジルを育てています。
少しずつ栽培する種類を増やして楽しんでやっていますが、今年は種類を増やす事ともう一つ、やりたい事があります。

BOY MEETS 水耕栽培

ミニトマトの育て方を調べていた時のこと、とある画像が目につきました。

協和株式会社 ハイポニカについて より引用

これ、1本のトマトの苗が育ったものです。
巨大な木のように育った苗、無数に実るトマト、生い茂る真っ白な根。
こんな面白そうなもの見たら自分でもやりたくなりますよね?

というわけで今年はベランダで水耕栽培をすることにしました。

装置を作るっきゃない

家庭用のキットも販売されていますが、価格や拡張性、後述する家庭の事情により自作することにします。
さっそく必要なものをネットやホームセンターで購入していきます。

USB駆動の水中ポンプ
コンテナ複数個
L字アングルを組み立てて揚水の試運転

ここからさらに、色々買い足し、組み立てた結果がこれ!

ミニトマト、バジル3株、ナス、大葉、薬味ネギ(5/23撮影)
液肥タンク

今回作ったのはDFT(Deep Flow Technique、湛液型水耕法 たんえきがたすいこうほう)方式の装置で、根が溶液に浸されているのが特徴です。
溶液中に酸素を供給するために溶液を循環させ、その際に溶液に酸素が混入するようにしています。

装置の簡略図

これで装置は完成です。
そして、ここから問題になるのが、『どうやってポンプを動かすか』です。

24時間戦えますか

我が家のベランダには屋外コンセントがありません。
エアコンのダクトからコンセントを通す方法もありますが、ダクトカバーを付けているためこれも難しい。
安定供給可能で、ポンプを24時間稼働させる事ができる手段がないか色々検討した結果、ソーラー発電に目を付けました。

ソーラパネルでモバイルバッテリーを充電、その電力を使いポンプを稼働させます。
まずはお試しということで以下の組み合わせでやってみました。

  • ソーラーパネル:10W、18V
  • モバイルバッテリー:26800mAh
  • USB水中ポンプ:1.5W、DC5V

ざっくり計算でポンプの消費電流は300mAh、スペック通りに発電できるわけではありませんが、天気がよければ多少プラスになると踏んで試運転開始です。

天気の良い日に試すと、午前は順調に動いています。
これはいけるのではと思った矢先、午後3時頃に急に止まってしまいました。
おや?と調べてみると、モバイルバッテリーはまったく充電できておらず、日が傾いてきたことでポンプを動かす最低限も発電できなくなっていました。

まったく充電ができていなかった理由は実に単純で、モバイルバッテリーが『パススルー非対応』だったからです。

充電しながら給電できるパススルー対応モバイルバッテリーとは?

使っていたモバイルバッテリーにこの機能がないため、充電と給電が同時に出来ず、発電したものをそのまま消費していたのです。
というわけでソーラー発電による24時間稼働作戦は失敗に終わりました。

え?今はどうしているのかって?
・・・モバイルバッテリー2個使って取り替えながら動かしています。
今年はこのまま運用し、来年再度ソーラー発電について考えます。
電力の安定供給が叶えば、将来的にはマイコンを使った自動化にも着手したいところですが、それはまだ先の話です。

今回はここまで、ではではー。

おまけ

ちなみに6/3夜の様子。

順調に生育中。大葉は毎日食べれるぐらい育ってます。