2021年6月4日金曜日

水耕栽培と電源事情、ソーラー発電失敗の巻

こんにちは、やっまむーです。

数年前からベランダ菜園を初めて、毎年ミニトマトやバジルを育てています。
少しずつ栽培する種類を増やして楽しんでやっていますが、今年は種類を増やす事ともう一つ、やりたい事があります。

BOY MEETS 水耕栽培

ミニトマトの育て方を調べていた時のこと、とある画像が目につきました。

協和株式会社 ハイポニカについて より引用

これ、1本のトマトの苗が育ったものです。
巨大な木のように育った苗、無数に実るトマト、生い茂る真っ白な根。
こんな面白そうなもの見たら自分でもやりたくなりますよね?

というわけで今年はベランダで水耕栽培をすることにしました。

装置を作るっきゃない

家庭用のキットも販売されていますが、価格や拡張性、後述する家庭の事情により自作することにします。
さっそく必要なものをネットやホームセンターで購入していきます。

USB駆動の水中ポンプ
コンテナ複数個
L字アングルを組み立てて揚水の試運転

ここからさらに、色々買い足し、組み立てた結果がこれ!

ミニトマト、バジル3株、ナス、大葉、薬味ネギ(5/23撮影)
液肥タンク

今回作ったのはDFT(Deep Flow Technique、湛液型水耕法 たんえきがたすいこうほう)方式の装置で、根が溶液に浸されているのが特徴です。
溶液中に酸素を供給するために溶液を循環させ、その際に溶液に酸素が混入するようにしています。

装置の簡略図

これで装置は完成です。
そして、ここから問題になるのが、『どうやってポンプを動かすか』です。

24時間戦えますか

我が家のベランダには屋外コンセントがありません。
エアコンのダクトからコンセントを通す方法もありますが、ダクトカバーを付けているためこれも難しい。
安定供給可能で、ポンプを24時間稼働させる事ができる手段がないか色々検討した結果、ソーラー発電に目を付けました。

ソーラパネルでモバイルバッテリーを充電、その電力を使いポンプを稼働させます。
まずはお試しということで以下の組み合わせでやってみました。

  • ソーラーパネル:10W、18V
  • モバイルバッテリー:26800mAh
  • USB水中ポンプ:1.5W、DC5V

ざっくり計算でポンプの消費電流は300mAh、スペック通りに発電できるわけではありませんが、天気がよければ多少プラスになると踏んで試運転開始です。

天気の良い日に試すと、午前は順調に動いています。
これはいけるのではと思った矢先、午後3時頃に急に止まってしまいました。
おや?と調べてみると、モバイルバッテリーはまったく充電できておらず、日が傾いてきたことでポンプを動かす最低限も発電できなくなっていました。

まったく充電ができていなかった理由は実に単純で、モバイルバッテリーが『パススルー非対応』だったからです。

充電しながら給電できるパススルー対応モバイルバッテリーとは?

使っていたモバイルバッテリーにこの機能がないため、充電と給電が同時に出来ず、発電したものをそのまま消費していたのです。
というわけでソーラー発電による24時間稼働作戦は失敗に終わりました。

え?今はどうしているのかって?
・・・モバイルバッテリー2個使って取り替えながら動かしています。
今年はこのまま運用し、来年再度ソーラー発電について考えます。
電力の安定供給が叶えば、将来的にはマイコンを使った自動化にも着手したいところですが、それはまだ先の話です。

今回はここまで、ではではー。

おまけ

ちなみに6/3夜の様子。

順調に生育中。大葉は毎日食べれるぐらい育ってます。

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