2018年3月30日金曜日

Python3 エンジニア認定基礎試験、不合格でした

どうもみなさん、ノムノムです。

3/17(土)にPython3の試験を受けてきました。
結果はタイトルの通り...不合格でした。

ネットで調べると合格した方の記事しかないので、
不合格になった私の勉強方法とその問題点を書いていきます。

そもそもPython3 エンジニア認定基礎試験とは

この試験は「一般社団法人 Pythonエンジニア育成推進協会」が実施している民間試験です。
試験については以下の通りです。
  • 試験時間は60分、全40問で700/1000点(1問25点)で合格
  • 受験料は10,800円(税込) ※学生は半額で受験できます
  • CBTによるPCを使った選択式テストなのですぐに結果が確認できる
  • 受験は公式で指定されている施設で実施(受験可能な施設はここで確認)
  • 教材はオライリーの「Pythonチュートリアル 第3版」(公式にて出題傾向を掲載)

どう勉強したか

私の勉強方法は次の通りです。
  1. 「Pythonチュートリアル 第3版」を一通り読む
  2. 模擬試験を実施(模擬試験はこちら ※ユーザー登録が必要)
  3. 合格者の体験記を読んで出題傾向の高い部分を重点的に勉強
  4. 模擬試験で正答率を確認
  5. 模擬試験で間違った部分を勉強
1.が終わった直後の模擬試験では45点でした。
3.では「Python3エンジニア認定基礎試験の効率的な勉強方法!」を参考にしました。
4.で合格ラインを超え、後は5.と4.を繰り返し行いました。
勉強期間は約1ヶ月、1日に1,2時間程度で勉強していました。

反省点

  • 教材を一通り読むのに時間を費やし、コードを実際に動かして確認しなかった
  • 試験本番に緊張しすぎた
  • 模擬試験の正答率は、本試験の1週間前になる頃にはずっと8割を超えていたため、勉強を怠ってしまった
  • 模擬試験にはあった「解答済/未解答」が表示されていなかったため、見直しを怠っていた

わかったこと

試験を受けて次のことがわかりました。
  • 教材がとてもわかりにくい
        →教材に文章とコードのみ記述されおり、内容を理解しづらい。
  • 試験時間は十分にあり、見直す時間が沢山あった
       →落ち着いて試験に挑めば問題はないはず。
  • 「後で確認する」という項目にチェックを入れると、試験の最後に表示される確認画面から確認できるが、「解答済/未解答」の状態はわからなかった。
        →もしかしたら未解答のままになっていた問題があったかもしれない
  • 採点の結果で、出題範囲の章毎に正答率がわかる
        →リベンジをするにあたり、見直す部分がわかる
  • 再試験は、2回目であれば制限なしに受験できるが、3回目以降は1週間(168時間)待たなければならない

今後、受験する方へ

今後、受験を考えている方は、次のことに気をつければ問題は無いと思います。
  • 出題範囲のうち、3,4,5,8,10章は出題数が多いため、この5つをしっかり勉強すれば問題ない
        →私はこの5つがひどかったです。
  • 教材を読むよりも、まずは体験記を読んだほうが効果的
        →よく読まれている体験記:Python3エンジニア認定基礎試験の効率的な勉強方法!
  • 模擬試験は正答率が7割以上取れたことよりも、苦手部分を分析するために使ったほうが良い
  • コードを自ら作成して実行したほうが身につきやすい
        →これをもっとやっておけば覚えやすかったと反省しています。
  • 試験本番ですべて解答後、最低でも解答済みになっているかはすべて見直す
        →試験会場によって違うと思いますが、私が受けた会場では解答の選択肢にチェックしづらかったです。
試験結果でどの部分が悪かったかがわかるのはとても助かりました。
3月中には合格したいので、リベンジに向けて見直します。

それでは、今回はこのへんで、またよろしくお願いします。

2018年3月23日金曜日

使いにくいOutlookを少しでも便利に【後編】

こんにちは、ふじかーです。

メーラーを Thunderbird → Outlook に乗り換えた際の
カスタマイズメモの続きです。

前回のはこちら
使いにくいOutlookを少しでも便利に【前編】

送信済みメールを編集して再送信

何度も似たような構成のメールを送る事ってありますよね、定期報告とか。
前回のメールの一部だけ更新して再送したいとき。

Thunderbirdでは、
 送信済みタイトル一覧から、再送したいメールを右クリック→[新しく編集]を選択
とすればメール作成画面になりました。

Outlookでは[新しく編集]メニューがありませんが
下記の方法で似たことが出来ます。

・再送したい送信済みメールをダブルクリックし、一度開く
・[メッセージタブ]-[移動]-[アクション]-[このメッセージを再送]
・メール作成画面になるので編集、送信


Thunderbirdでは一覧からすぐメール作成画面だったのに
いちいち何操作も経るのがイラッとする、という方は

上記の [このメッセージを再送] の上で右クリックし
これも [クイック アクセス ツール バーに追加] してやると、少しマシになります。


【VBA】マクロを利用したカスタマイズ

あと、
・メール送信時の宛先チェックウィンドウを出す
・BCCに、常に自分のアドレスを追加する
という事をしたいんですが
Outlookの設定項目として存在してないようです。

ですが、Outlookは VBAマクロ が使用できるので、
「メール送信のユーザ操作時」に実行される処理として組み込んでやります。

OutlookでVBAを使用する場合、事前準備として
下記の2点を一度だけ実行する必要があるようです。

■マクロの証明書を作る
・[スタート]-[すべてのプログラム]-[Microsoft Office]-[Microsoft Office ツール] にある[VBA プロジェクトのデジタル証明書] を起動
・[デジタル証明書の作成] ダイアログの [証明書の名前] に自分の名前を入力
・[OK] をクリック


■デジタル署名
・[ツール]-[デジタル署名] をクリック・[選択] をクリックし、[証明書の選択] で先ほど作ったデジタル証明書を選択し、[OK] をクリック
・Ctrl+S キーを押し、マクロを VbaProject.OTM として保存


これでVBAが使えるようになりました。

処理を組み込む際は、Excelマクロ等と同じように
・Outlook を起動して
・Alt+F11 キーを押して Visual Basic Editor を起動し
・プロジェクト → [Project1] → [Microsoft Office Outlook Objects] → [ThisOutlookSession] をダブルクリック
して、コードウィンドウに記載していきます。

【VBA】メール送信時の宛先チェックウィンドウを出す

昔、送っちゃいけない人にメールを送ったことがあるので
送信前に「宛先の指さし確認」をしたいんです。
Private Sub Application_ItemSend(ByVal Item As Object, Cancel As Boolean)
  On Error GoTo Exception

  '表示メッセージ'
  Dim strMsg As String
  Dim objRec As Recipient
  strMsg = "件名:" & Item.Subject & vbCrLf & vbCrLf
  For Each objRec In Item.Recipients
    strMsg = strMsg & "・" & objRec.Name & vbCrLf
  Next
  strMsg = strMsg & vbCrLf & "この宛先にメール送信します。よろしいですか?"

  '送信判断'
  If MsgBox(strMsg, vbExclamation + vbYesNo + vbDefaultButton2) <> vbYes Then
    'キャンセル'
    Cancel = True  
  End If

  On Error GoTo 0
  Exit Sub

Exception:
  MsgBox CStr(Err.Number) & ":" & Err.Description, vbOKOnly + vbCritical
  Cancel = True
End Sub

【VBA】BCCに 常に自分のアドレスを追加する

ちゃんとメールが相手に届いているか?の確認の為
自分発信のメールを自分でも受けたいんです。
Private Sub Application_ItemSend(ByVal Item As Object, Cancel As Boolean)
 Dim objMe As Recipient
 Set objMe = Item.Recipients.Add("fujicar@○×.co.jp")
 objMe.Type = olBCC
 objMe.Resolve
 Set objMe = Nothing
End Sub
(実際は、先ほどの「宛先チェック」マクロのif文に組み込んでます)

ようやくマシになってきました。
まだ
 ・検索が不正確で使えない
 ・閲覧ウィンドウのヘッダ情報枠が幅を取りすぎてて狭い
 ・HTMLメールがテキスト変換された際、一行おきに空行が入る
など不満は残ってますが
ひとまずこれで慣れていこうと思います。


2018年3月17日土曜日

Windows10でキオスクデバイスをセットアップしてみた!

弊社ではデジタルサイネージ製品を取り扱っていますが、タッチパネルディスプレイにHTMLで作成したコンテンツをブラウザで全画面表示させる、といったお客様もいらっしゃいます。

その場合、OSの自動ログインを設定し、ブラウザをスタートアップに登録するのが簡単な方法ですが、今回は下記の記事にしたがい、Windows 10でキオスク設定してみます。

Windows 10 Pro、Enterprise、Education でのキオスクの設定


Windows 構成デザイナーのインストール


キオスク設定するには、プロビジョニングパッケージを作成する必要があります。
プロビジョニングパッケージを作成するために、下記に記載されている手順で「Windows構成デザイナー」をインストールします。
日本語版を使用したかったので、Windows ADKからインストールしました。(15~20分ほどかかります)

Windows 構成デザイナーのインストール


プロビジョニングパッケージの作成


インストールしたWindows構成デザイナーを起動します。
タスクバー上の検索ボックスに「icd」と入力すると、「Windows イメージングおよび構成デザイナー」が現れるので、
それを選択します。


Windows構成デザイナーが起動したら、「キオスク デバイスのプロビジョニング」を選択します。



プロジェクト名を入力します。



今回、デバイスのセットアップは不要なので「無効」に設定しました。






















ネットワーク設定は自分の環境に合わせて設定し、アカウント管理は「無効」に設定しました。






















キオスク用アカウントの生成を有効にし、自動サインインできるように設定します。
今回はInternet Explorerを起動アプリとして設定します。






















「作成」を押すとプロビジョニングパッケージが生成され、下に作成場所が表示されます。






















生成されたプロビジョニングパッケージファイル(Kiosk.ppkg)をUSBメモリにコピーしておきます。








プロビジョニングパッケージの適用


作成したプロビジョニングパッケージの適用方法は下記に記載されています。

プロビジョニング パッケージの適用


「設定」-「アカウント」-「職場または学校にアクセスする」に移動し、
「プロビジョニング パッケージを追加または削除する」を選択します。































「パッケージの追加」を選択します。































USBメモリにあるパッケージファイルが表示されるので「追加」します。































めでたくパッケージが追加されました。































PCを再起動すると、キオスク用アカウントで自動ログインし、指定したサイトが全画面表示されます。
エクスプローラーは起動していない状態ですので、画面右からスワイプして、アクションセンターが表示されることもありません。

またいつか、どこかで。

2018年3月10日土曜日

使いにくいOutlookを少しでも便利に【前編】

こんにちは、ふじかーです。

みなさんメーラーは何を使っているでしょうか?

私は Thunderbird を愛用していたんですが、
先日作業している客先で「全員 Outlook を使用する事」という御触れが出ました。

一番手を出したくなかったメーラーなんですが、、、お上の指示ならまぁ仕方ない。
少しでも便利に使用するため、カスタマイズを施した際のメモを残しておきます。
ちょっと長くなったので2回に分けます。

定番の設定

例えば
  • HTMLメール→テキストメールにする
  • 署名の設定
  • 折り返し文字数
などの定番設定項目は、
 [ファイルタブ] - [オプション] 
の中にあります。

その他にもデフォルトでは
  • 返信時に引用符「>」が入らなかったり、
  • 空白改行を勝手に減らされたり
と、初期値が気に入らない設定項目も多々ありますので
全項目ひととおり確認していきます。

また
「トレイ一覧 (受信トレイ/送信済みトレイとか)」
「選択トレイ内のメールタイトル一覧」
「個別のメール表示 (閲覧ウィンドウという)」
のお決まりのレイアウトが、

他メーラーとは違ってなぜか「それぞれ縦長に、横並び」となってるのもイラっとするので
[表示タブ] - [レイアウト] - [閲覧ウィンドウ]
から、閲覧ウィンドウを画面下部に移動しておきます。

さらに、トップ画面の左上部に「新しいメール作成」は一応あるものの
他メーラーではこの辺によくある「送受信」「アドレス帳」などのボタンが無く、
戸惑います。

仕方ないので探すと、リボンの別のタブなどにコソッとあるので探し出して
ボタンを右クリック → [クイック アクセス ツールバーに追加]し、トップ画面から選択しやすくしてあげます。


差出人ごとに表示色を変える

受信トレイにズラッと並ぶ「差出人」の表示は、
Thunderbirdでは
「送信元メールアドレスがアドレス帳にある場合、そこに登録された表示名」
を表示させる事が出来ましたが

Outlookでは
「送信者がアカウント設定時に入力した表示名」
が表示され、変えられないようです。

ここって「Taro Tanaka」とか「Hanako Yamada」など、アルファベット設定してる人が多く
受信トレイ内の一覧にズラッと並ばれると、目的の相手が探しづらかったりします。

この表示変更はOutlookでは諦めるしかないので
せめて「注目したい差出人のメールだけ表示色を変える」ことで、目立たせることにします。
・[表示タブ]→[現在のビュー]→[ビューの設定]→[条件付き書式(A)]→[追加]
・名前、条件(メールアドレス指定)、フォントを設定する

こんな感じ


クイックテキスト挿入

定型文など、よく使う文面を引っ張ってきやすくします。
例えば



いつもお世話になっております。
〇×株式会社 の ふじかー です。

標記の件、


以上です。よろしくお願いいたします。

私はこういうのを、「顧客向け用」「社内向け」「親しい人向け」など
複数作成して使い分けています。

Thunderbirdでは上記機能を提供するアドオンがあったんですが
Outlookでは以下の手順で実現できました。
・新規メールを開く
・リボンの「挿入タブ」を開いておく
・本文に「定型文登録したい文面」を記載し、選択状態にする
・リボン内の[テキスト]-[クイックパーツ]-[選択範囲をクイックパーツギャラリーに保存]をクリック
・適当に名前をつけ、OKで閉じる
・[クイックパーツ]上で右クリックし、[クイック アクセス ツール バーに追加]

で出来上がり。
メール作成画面の最上部、[クイックパーツ]アイコンから定型文を選択して引っ張ってこれます。

呼び出し方は こんな感じ

次回に続く。
使いにくいOutlookを少しでも便利に【後編】

2018年3月3日土曜日

Git管理ソースから一部を除外してリリース用ソースを作る方法

こんばんは。ひっくです。

ここ最近、表題のようなことをやる機会がありました。
その際少し手間取ったので、方法を備忘録として残しておきます。

前提条件


 ・Gitでソース管理していること
 ・Visual StudioでGit連携していること

除外したいディレクトリ/ファイルを編集する



今回ソリューションに追加しているプロジェクトは以下の通りとします。

これら全てをGit管理しており、単純にエクスポートした場合は以下の通り出力されます。

"「TestApp1」、「UnitTest1」のどちらも開発用としては必要だけれども、リリース用ソースには含めたくない"
という要望があるとします。
その要望を叶えるため、.gitattributesファイルを編集していきます。以下にその方法を示します。

1.gitattributesファイルを作成する
   gitリポジトリの存在するルートディレクトリに.gitattributesファイルが存在しない場合、作成します。
   まず、ソリューションエクスプローラーの「設定」を押下。
   

   次に、「リポジトリ設定」を選択します。

   中断辺りに、IgnoreとAttributesファイルの編集/追加ノードがあるので、Attributesファイルの追加を選択。

2.gitattributesファイルを編集する
   そうすると編集できるようになるので、続けてAttributesファイルの編集を選択。

   編集内容は以下の通りにします。

   ※あるフォルダを除外したい場合、「フォルダ名/ export-ignore」で指定フォルダ以下(サブフォルダ含む)を除外します。
    あるファイルを除外したい場合、「ファイル名/ export-ignore」で指定ファイルを除外します。
    gitignore/gitattributesファイルも含めたくない場合、上記のように編集すればOK。

3.gitattributesファイルの編集内容をコミット
   最後に編集内容をコミットしておきます。これで準備完了。


zip形式で出力する



1.Git Bashを起動し、Gitリポジトリの存在するルートディレクトリに移動する
 

※ 「cd」入力後、Gitリポジトリの存在するルートディレクトリをGit Bashにドラッグ&ドロップ。その後、Enter押下。

2.コマンドを発行する
発行するコマンドは以下の通り。
git archive HEAD --worktree-attributes -o 【出力ファイル名】.zip

Enterを押下すると、Gitリポジトリの存在するルートディレクトリ直下に「【出力ファイル名】.zip」ファイルが作成されます。
解凍して中身を確認したら、以下の様になっています。
(gitattributesファイルで除外指定したディレクトリ/ファイルを含まないソース一式ができました。)


以上、Git管理ソースから一部を除外してリリース用ソースを作る方法でした。
今回はこのへんで。ではまた!