ここ最近、表題のようなことをやる機会がありました。
その際少し手間取ったので、方法を備忘録として残しておきます。
前提条件
・Gitでソース管理していること
・Visual StudioでGit連携していること
除外したいディレクトリ/ファイルを編集する
今回ソリューションに追加しているプロジェクトは以下の通りとします。
これら全てをGit管理しており、単純にエクスポートした場合は以下の通り出力されます。
"「TestApp1」、「UnitTest1」のどちらも開発用としては必要だけれども、リリース用ソースには含めたくない"
という要望があるとします。
その要望を叶えるため、.gitattributesファイルを編集していきます。以下にその方法を示します。
1.gitattributesファイルを作成する
gitリポジトリの存在するルートディレクトリに.gitattributesファイルが存在しない場合、作成します。
まず、ソリューションエクスプローラーの「設定」を押下。
次に、「リポジトリ設定」を選択します。
中断辺りに、IgnoreとAttributesファイルの編集/追加ノードがあるので、Attributesファイルの追加を選択。
2.gitattributesファイルを編集する
そうすると編集できるようになるので、続けてAttributesファイルの編集を選択。
編集内容は以下の通りにします。
※あるフォルダを除外したい場合、「フォルダ名/ export-ignore」で指定フォルダ以下(サブフォルダ含む)を除外します。
あるファイルを除外したい場合、「ファイル名/ export-ignore」で指定ファイルを除外します。
gitignore/gitattributesファイルも含めたくない場合、上記のように編集すればOK。
3.gitattributesファイルの編集内容をコミット
最後に編集内容をコミットしておきます。これで準備完了。
zip形式で出力する
1.Git Bashを起動し、Gitリポジトリの存在するルートディレクトリに移動する
※ 「cd」入力後、Gitリポジトリの存在するルートディレクトリをGit Bashにドラッグ&ドロップ。その後、Enter押下。
2.コマンドを発行する
発行するコマンドは以下の通り。
git archive HEAD --worktree-attributes -o 【出力ファイル名】.zip
Enterを押下すると、Gitリポジトリの存在するルートディレクトリ直下に「【出力ファイル名】.zip」ファイルが作成されます。
解凍して中身を確認したら、以下の様になっています。
(gitattributesファイルで除外指定したディレクトリ/ファイルを含まないソース一式ができました。)
以上、Git管理ソースから一部を除外してリリース用ソースを作る方法でした。
今回はこのへんで。ではまた!
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