資格取得を目指す社員を応援する「資格キャンペーン」について
以前どこかで書いてましたが、今年度も社内イベントとしてやっています。
(グループ戦で、勝ちチームは合格時の報奨金アップ!というもの)
別に資格じゃなくても、何かしら能力向上の努力ができるなら評価はされるんですが
身についたことが分かりやすく、手っ取り早いですよね、資格取得。
持ってたからといって仕事ができる訳じゃないですが、勉強して基本を押さえた証明にはなります。
自分も昔から何度も受けては取りこぼしていた「エンベデッドシステムスペシャリスト」だったんですが、
もう組み込み業界で仕事して10年、そろそろ取っておきたいと思って再受験し、ようやく合格できました。
割とギリギリw |
あまり他の人には役立たないかも知れませんが、体験記として書いておこうかと思います。
エンベデッドシステムスペシャリストとは
情報処理技術者試験のうち、スキルレベル4(1~4まで)の高度試験で
「組み込み開発」に特化させた資格。詳しくはIPAのサイトで。
https://www.jitec.ipa.go.jp/1_11seido/es.html
対策
午前Ⅰ
以前別の高度試験を受けて午前Ⅰに合格していたので、今回は免除。午前Ⅱ
4択問題が全25問。これを40分で解く。15問以上正解で合格。午前の試験は過去問からの再出率が高く、今回も約半数の12問が過去問。
それさえ押さえておけば、残り3問正解すれば合格。楽勝です。
ということで試験勉強としては、ひたすら過去問を解きます。
以下のサイトから過去問と解答を拝借し
平成21年から28年までの8回分の問題・解答内容をExcelにまとめて繰り返しテスト。
http://itsiken.com/
→ 10回ほど繰り返し、ほぼ全問正解までもっていきます。
まとめ方は、こんな感じ。
午後Ⅰ、Ⅱ
午後の試験については、特に対策は行っていません。後にも記載するとおり、「勉強した内容が出る」というもんでは無いからです。
しいて言うなら、試験の慣れという意味で
過去問を何回分か解き、時間や出題の感覚をつかむのは良いと思います。
思うところ
高度試験はどれも割とそうかもしれませんが特に午後は「試験勉強したら何とかなる」というものではなく
実務での経験や考え方、何かあったときの対処方法など、経験がモノをいう所が多いので
業務で普段から使っていないと中々難しいんじゃないかと思いました。
逆に携わっている人にとっては、午後の問題に面白さを感じるんじゃないでしょうか。
「実際にこんな案件してみたい」というような例題が出てきます。
今回の試験も、Pepper君みたいなロボットを制御する問題が出てきました。
「ロボットの近くに人がいる場合、センサで方向を確認して、モーターでロボットを人のほうに振り向かせ、
情報サーバから受信した案内情報を画面に表示、スピーカから音声を喋らせる」
そんな「ちょっと面白そうやん」というような開発の触りの部分が試験問題となります。
まぁ実際こんな案件は業務では来ませんが。
また、受験者数を見てみると
※表の見方
応募者数|前年比率
受験者数|受験率
合格者数|合格率
3400人くらいしか受験していません。私の受けた試験会場も、この試験は1教室だけでした。
ただでさえ他のIT資格に比べちょっと地味な印象のある「情報処理技術者試験」の中で、
さらにマイナーな試験といえます。
わが社の開発部でも「組込み屋」のほうが比率としては少なく、
すぐ人不足に陥ったり、技術者を探してもお爺ちゃんしか出てこなかったり。
IoT時代においては無くてはならない、花形資格でもあるようです。
身の回りの物にマイコンを組み込んで、ネットにつなぐ訳ですもんね。
人の少ないところを押さえる意味でも、目指してみるのもアリかも知れませんよ?
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