前回は「携帯のセキュリティについて」ということで、指紋認証についてお話ししました。
そのお話についてはこちらから見れます。
今回はまだ紹介できていなかったSmart Lockについてお話します。
Smart Lockとは、設定した条件を満たすと「端末のロックが解除された状態」になる機能です
私が使用している「Xperia XZs(Android 7.1.1)」では、
- 持ち運び検知機能
- 信頼できる場所
- 信頼できる端末
- 認識済の顔
- 信頼できる音声
5つの認識方法で「ロックが解除されたまま」の状態にすることができます。
今回は、この中から「持ち運び検知機能」「信頼できる場所」「認識できる音声」の3つの機能を紹介し、
実際に使用した感想をお伝えします。
持ち運び検知機能
この機能は、携帯を持ち歩いている時など、端末が動きを検知している場合にロックが解除されたままになります。しかし、この機能は "端末を持っている人物が誰であれ、ロックが解除されたまま" になるので使用には注意が必要です。
実際に手に持った状態でスリープから立ち上げると、ロック画面に遷移せずにホーム画面が表示されました。
しかし、端末を持っていない場合はどうなるのかを検証するために、
机に置いた状態でもロックが解除されたままなのかを試しました。
その結果、机に置いた状態でもロックか解除されたままであったため、
"持ち運び検知機能を利用すると、誰でも携帯を操作ができる" ことがわかりました。
したがって、セキュリティの観点から「持ち運び検知機能」はお勧めできません。
信頼できる場所
この機能は、登録した場所から半径80m以内の範囲である場合、ロックが解除されたままになります。信頼できる場所として、「自宅」を選択するか、「信頼できる場所の追加」で増やすことができます。
自宅を選択する場合は、住所を直接入力するか、Google Mapで指定することで登録できます。
実際に家で登録したところ、家ではロックが解除されたままになっており、
登録した座標から80m以上離れた場所でスリープから立ち上げると、ロック解除画面が表示されていました。
このことから、「持ち運び検知機能」よりはセキュリティがしっかりしていると感じました。
また、試してみたSmart Lockの中で、この「信頼できる場所」が一番使いやすかったです。
認識できる音声
この機能は音声を登録し、スリープから立ち上げた時に「OK Google」と発声することでホーム画面に遷移します。音声を登録させるには、「OK Google」を3回、端末に認識させる必要があります。
実際にこの機能を使用してみましたが、スリープから立ち上げる毎に「OK Google」と言わないといけないので、
例え周りに人がいても声を出すことになります。
そのため、"声を出すことでロックの掛からない状態" にするのは不便だと感じました。
今回はSmart Lockの3つの機能を試してみました。ロック画面に遷移することなくホーム画面に遷移できるので、
使いやすさが格段に上がりました。
しかし、設定によっては他人でもロックが解除された状態で操作できるため、使い方には注意が必要だと感じました。
次回は残りのSmart Lock機能について説明しようと思います。
それでは、今回はこのへんで、またよろしくお願いします。
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