2018年5月18日金曜日

IBM CloudのNoSQL DBを使ってみよう ~第1章~(まずは準備)

どうも、もりもりです。

今回はIBM CloudのCloudant NoSQL DBサービスを使ってみました。
IBM提供のAndroid用のクライアント・ライブラリのソースがあり、
その中にAndroidアプリのサンプルソース(Todo同期アプリ)があります。
そのサンプルアプリを改変をしつつ、試したことを書き残していきます。

章立て


・~第1章~(まずは準備)
~第2章~(Androidアプリの変更内容)
~第3章~(Cloudant NoSQL DBの権限設定)
~第4章~(Android:ToolBarの常時表示方法)
~第5章~(Android:テキストに取消線を入れる)
~第6章~(Android:ListViewにボタン追加でListItemのClickイベントが効かない)

※変更する可能性もあります

アプリの概要


Android端末に保存されたデータと、クラウド上にあるIBM CloudのDBサービスのデータを同期します。
Androidアプリは端末ローカル上にデータを保存するため、ネットワーク環境がなくても使用できます。
ネットワークに接続できる環境で、クラウド上にあるDBサービスに用意したテーブルと同期できます。
そのため複数端末からいつでもどこでも最新のTodoを確認、編集できます。
今回のクライアント対象はAndroidアプリのみですが、iOSアプリやPC上で動作するアプリも作成可能です。


事前に必要なもの


・IBMアカウント(ライト・アカウントでOK)
・Android開発のある程度の知識
・Android開発環境
  ・Windows 10
  ・Android Studio : 3.1.1
  ・Gradle Version : 4.4
・Androidのサンプルソース

Androidのサンプルソース


Androidのクライアント・ライブラリは下記で確認できます。

Androidアプリのサンプルソース(Todo同期アプリ)は上記Gitの「sync-android/sample/todo-sync/」にあります。

サンプルアプリの機能
・Todoの追加(端末ローカルに保存)
・Todoの削除(端末ローカルから削除)
・クラウド上のNoSQL DBと同期(Upload&Download)

CloudantNoSQL DBサービスの作成


1.リソースを作成
  ダッシュボード右上の「リソースの作成」をクリックする。



2.サービスの選択
  カテゴリ「データ&分析」の「Cloudant NoSQL DB」を選択する。



3.サービスの作成
  サービス名を入力して「作成」をクリックする。



  作成をクリックすると作成したサービスのトップ画面が表示されます。



4.サービス資格情報の追加
  メニュー「サービス資格情報」を選択し、「新規資格情報」をクリックする。
  ※のちにAndroidアプリからアクセスするための資格情報です。



  名前を入力して「追加」をクリックする。

5.サービス資格情報の確認
  追加された資格情報の「アクション」列の「資格情報の表示」を選択する。
  ※Androidアプリで設定する項目は「username, password」です。



6.DB画面の表示
  「LAUNCH」をクリックする。



7.DBを作成
  メニュー「DBアイコン」をクリックし、右上の「Create Database」をクリックする。
  DB名を入力し、「Create」をクリックする。



8.DBの確認
  メニュー「DBアイコン」をクリックする。
  todoappが作成されました。



以上で、DBの準備は終わりです。

次回予告


次回 は、このサンプルアプリの変更内容についてです。


ではまた~。

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