これまでの確定申告では、国税庁のWebサイトで申告書を作成して、印刷した申告書を税務署に持参し、提出していました。
今回は「マイナンバーカード方式」で提出してみます。
マイナンバーカード方式とは
国税庁の「確定申告書等作成コーナー」に記載されている通り、令和2年分の確定申告書を提出する方法には
- e-Taxで提出 マイナンバーカード方式
- e-Taxで提出 ID・パスワード方式
- 印刷して提出
の3つがあります。
ID・パスワード方式はマイナンバーカードが普及するまでの暫定的な対応だそうです。
確定申告のページでは、マイナンバーカード方式がどういうものか分かりにくいのですが、
「マイナンバーカードを使って、e-Taxへログインするための手段」とe-Taxのページには書かれています。
法人と同様に、e-Taxにログインするには「利用者識別番号」と「暗証番号」が必要です。
その代わりに「マイナンバーカード」でログインするのがマイナンバーカード方式です。
(ログインの際には、マイナンバーカードの利用者証明用パスワードの入力が必要です。)
マイナンバーカードを利用する場合でも、利用者識別番号は割り振られています。
これまでもWindowsパソコンから、マイナンバーカード方式でのログインができていたようですが、
令和3年1月からはMicrosoft Edge / Google Chromeにも対応したそうです。
手順
1.事前準備
マイナンバーカード方式での提出を選択すると、事前確認画面が表示されます。
画面に従い、事前準備を進めます。
完了すると、メッセージが適用済みに変わります。
2.マイナンバーカード方式の利用登録
マイナンバーカードによる認証後、「マイナンバーカードを使ってe-Taxにログインします」という設定、
つまりマイナンバーカード方式の利用登録をします。
私は利用者識別番号を持っていなかったので、「初めてe-Taxをご利用される方はこちら」から氏名等の情報を入力しました。
その後、e-Taxの利用者情報入力画面に遷移します。
せっかく前画面で住所を入力しているのに、この画面に反映されないのが残念ですね。
利用者情報を入力し、送信すると、マイナンバーカード方式の登録が完了します。
3.申告書の作成
申告書を作成します。
上部にある「マイナンバーカード」がマイナンバーカード方式であることを表しているのでしょう。
4.申告書への署名・送信
申告書の作成が終わったら、マイナンバーカードで署名し、
利用者証明用パスワードを入力し、
データを送信すると完了です。
事前準備から申告書の送信に至るまで、特につまづくことはありませんでした。
途中、住所を入力する箇所では、マイナンバーに紐づいているであろう情報(住所など)から自動入力してくれたらとも思いましたが、e-Taxのログインにマイナンバーカードを使っているだけで、e-Taxがマイナンバーのシステムと連携しているわけではないのでしょうね。
マイナンバーに銀行口座が紐づいた上で、マイナンバーのシステムとe-Taxの連携が実現すれば、還付金の振込先口座の入力も必要なくなるのになとも思いました。
またいつか、どこかで。
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